第108回医師国試のとある問題。難しいな。
m3で第108回医師国試のとある問題が掲載されていた。自分は泌尿器科だけど、日常的には遭遇しないし、難しいな。
問題)
11歳の男児。2週後の修学旅行を前に夜尿が治らないため母親と来院した。既往歴に特記すべきことはない。両親と姉と妹の5人暮らし。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球0-1/1視野、白血球1-4/1視野。腹部超音波検査で両側の腎と膀胱とに異常を認めない。
対応として適切なのはどれか。
A 経過観察
B オムツの使用
C 終日の水分制限
D 修学旅行の不参加
E 三環系抗うつ薬の内服
答えはEなのだが、知らないと、小学生に抗うつ薬を飲ませるという選択肢を選ぶのは、抵抗があるだろう。
ポイントは
・5歳以上に夜尿がみられる場合を異常とする。
・多量遺尿型、膀胱機能未熟型および混合型に分類。