フェルメール展
先週の日曜日、フェルメール展に行ってきました。
仕事が忙しがったので、なかなか美術展巡りができていなかったのですが、フェルメールの作品が9点揃うってのは、なかなかないですから。
今回は、時間を無理やり作りました。
チケットぴあで予約を取りました。入館時間が細かく設定されていて、指定時間以外にはいけない仕組みでした。
他の方のブログを見ていると、この仕組みは不評でした。好きな時間に行きたい、という意見が多かったように思います。
ただ、行ってみると、時間指定されていたので、あまり混雑してませんでした。
前に、若冲展に行ったことがあるのですが、その時はすごい混雑していた印象があります。
そういう点では、時間指定チケットのお陰で、ゆっくり鑑賞できました。
順路の最後をフェルメールルームと称して、フェルメール作品9展を並べていました。
今回のメインというか大トリは、’牛乳を注ぐ女’でした。
レプリカや本で見るモノとは違う存在感や色使いに、心が奪われました。
フェルメールルームにたどり着くまで、17世紀のオランダ絵画が展示されています。どれも技術的には高いのですが、彼の作品とは決定的に違うんでよね。
光の表現の仕方、モチーフと色彩のシンプルさに違いがあるんじゃないかと思います。
‘左側に窓があり、そこから光を差し込ませる’というスタイルを確立させて追求する。
その中で身につけていった表現の仕方なんだろうと思います。
上野の森美術館での展示は終了しましたが、次は大阪市立美術館で展示されるみたいですね。東京では展示されなかった'’恋文’’が観られるようです。